あほ

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日本語[編集]

発音[編集]

名詞[編集]

あほ阿呆阿房:いずれも当て字】

  1. あほう」の音のゆれ。愚かなこと、愚かな人。
    • 「ンでも勘又さ、お前はさう怒ることあるめェが。古草履一足盗られたきりぢやねェか。そして上等の煙草入を置いてつてもらつたぢやねェか。かへつてお前の方からお礼申しあげなきやなるめェ。」/「何をいふか、この阿保あほッ。あの草履はそんな安いもんぢやねェ。金巾かなきんの緒がすがつてただ。」(新美南吉 『良寛物語 手毬と鉢の子』)

派生語[編集]

熟語[編集]

形容動詞[編集]

  1. 愚かなさま。
    • この細君が後年息を引き取る時、亭主の坂田に「あんたも将棋指しなら、あんまり阿呆あほな将棋さしなはんなや」と言い残した。(織田作之助 『可能性の文学』)

活用[編集]

同音異義語[編集]

あほ

  • 亜父】父に次ぎ重要とする人。「あふ」。