あらし

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日本語[編集]

名詞:嵐[編集]

あらし

  1. 激しく吹くかぜ暴風
  2. 激しく吹く風を伴う悪天候
  3. (比喩)(混乱をもとなう)事件騒ぎ揉め事
  4. (比喩)大きな音。またたくさんの声や意見。
    • 大広間からは時々賑やかな朗らかな笑声が聞こえていた。数分間ごとに爆笑拍手が起こる。(寺田寅彦『高原』)〔1935年〕
    • 賞賛の。批判の

発音[編集]

語源[編集]

関連語[編集]

翻訳[編集]

名詞:荒らし[編集]

あらしらし】

  1. (接尾辞的に)荒らすこと又は人。特に窃盗伴うもの。
  2. (インターネット)BBSなどで、メンバー執拗攻撃したり、無意味書き込み削除等を行って、その場の雰囲気を壊す又は機能麻痺させること又は

発音[編集]

語源[編集]

翻訳[編集]

荒らすこと
荒らす人

動詞[編集]

あらし

  1. あらす」の連用形。

古典日本語[編集]

形容詞:荒[編集]

あらしし】

  1. (波風が)はげしい。
  2. けわしい。
  3. 乱暴な。
基本形 語幹 未然形 連用形 終止形 連体形 已然形 命令形 活用の種類
あらし あら (-く) -く -し -き -けれ ク活用
-から -かり -かる -かれ

発音[編集]

三拍形容詞一類(?)

諸言語への影響[編集]

形容詞:粗[編集]

あらしし】

  1. あらい。
基本形 語幹 未然形 連用形 終止形 連体形 已然形 命令形 活用の種類
あらし あら (-く) -く -し -き -けれ ク活用
-から -かり -かる -かれ

諸言語への影響[編集]

形容詞:有[編集]

あらしらし】

  1. るらしい。
    • 春雨を待つとにしあらし我がやどの若木の梅もいまだふふめり(万葉集792)(春雨乎 待常二師有四)
基本形 語幹 未然形 連用形 終止形 連体形 已然形 命令形 活用の種類
あらし あら (-しく) -しく -し -しき -しけれ シク活用
-しから -しかり -しかる -しかれ