かて

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日本語[編集]

名詞:糧[編集]

かて

  1. 食べ物食糧
  2. (比喩的に)活力。また成長反省材料

語源[編集]

  • 上代には「かりて」とも言った。中古初期に「かて」へと変化した[1]

発音(?)[編集]

か↗て

関連語[編集]

(語義1)

(語義2)

翻訳[編集]

(語義1)

(語義2)

名詞:糅[編集]

かて

  1. 糅飯かてめし材料主食増やすために混ぜ一緒炊き込むもの。 加薬かやくとも。
  2. 語義1より転じて、糅飯そのものを指す。

語源[編集]

  • 動詞「糅てる」の連用形名詞化。御飯に糅てる(混ぜる)ことを語源とする。
  •  元々「良くないものを加える」「よくないものが重なる」という意味がある。[2]

関連語[編集]

助詞[編集]

かて(「とて」の転。関西地方の方言に残る。)

  1. 副助詞格助詞体言付いて、「…でさえ」「…だって」を表す
  2. 接続助詞。主に助動詞「」や「」の連体形に付いて、逆説条件表す

動詞[編集]

  1. かつの仮定形・命令形。
  2. かてるの未然形・連用形。

注釈[編集]

  1. 日本国語大辞典(小学館)
  2. 和語としての語源に関連:かてる【糅てる】参照。