せつない

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日本語[編集]

語源[編集]

形容詞[編集]

せつないない】

  1. 感傷にひたること。さびしいこいしいものがなしい、心が締め付けられるような気持ち。
    • 理解せられざることは、たしかに切ないかも知れぬ。私もせつない時は、あった。然し、文学者、芸術家が、特に、ということはない。人間すべて同じこと、それだけのことではないか。 (坂口安吾 『私は誰?』)
  2. 苦境を打破する方法が見つからず、耐えがたいほど苦しい。
    • プロレタリア・農民の女の生活はこういう状態の下で、切ない男の生活より更に切ない最悪の条件におかれている。資本主義が行詰ると、女と子供とを一層むごく搾りはじめる。(宮本百合子、『婦人と文学の話』、1932年)

活用[編集]

派生語[編集]

せつなさ

関連語[編集]

翻訳[編集]