てにをは

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日本語[編集]

名詞[編集]

てにをは/ /

  1. 助詞。その他、助詞に加え助動詞など補助語一般。
    私は今は、にへなみ・にふなみ何れにしても、てにをはなる「の」と「いみ」との熟したもので、即、にふのいみ(忌)といふ語であるらしいことを附記して、考証の衣を著せられない、哀れな此小仮説をとぢめねばならぬ。(折口信夫 『稲むらの蔭にて』)
    普通に歌はなりけりらんかなけれ抔(など)の如き助辞を以て斡旋せらるるにて名詞の少きが常なるに、この歌に限りては名詞極めて多く「てにをは」は「の」の字三、「に」の字一、二個の動詞も現在になり(動詞の最(もっとも)短き形)をり候。(正岡子規歌よみに与ふる書』)
  2. 助詞を始め補助語の使用法、言葉遣い
    使用局面により、積極的な用法と消極的な用法がある。
    1. 積極的意味合い。日本語のニュアンスを伝えるため、正確に表現すること。
    2. 消極的意味合い。文書の本質にかかわらず、言葉の端々をことごとしく言うこと。
      けれども先日、私は、作家書簡集、日記断片すべてくだらないと言ってしまった。いまでも、そう思っている。よし、とゆるした私の書簡は私の手で発表する。以下、二通。(文章のてにをはの記憶ちがいは許せ。)(太宰治『もの思う葦――当りまえのことを当りまえに語る。』)


語源[編集]

  • 代表的な助詞「て(=)」「」「」「」を列挙したもの。漢文訓読のため、漢字の四隅につけられたヲコト点を左下から右回りに読んだもの。