なか

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日本語[編集]

語源[編集]

古典日本語 なか < 日本祖語 *naka

名詞1語義11
女郎などが逃げられないよう堀などに囲まれた「なか」にあることから。同義語:くるわ

発音[編集]

名詞1[編集]

なか

  1. なにかによって形成された空間、または仮想的に空間とみなされるものの内側内部
    1. 部屋の内部。建物の内部。
      • にお入り下さい。
    2. 組織、団体などの内部。
      • の人(=内部関係者)
    3. 膣内。 
  2. 内部にあるもの。内容物中身
  3. 内心意見感覚判断
  4. 事物ついて限定された範囲
    • このでは一番背が高い。
  5. (「AのなかのA」の形で)とりわけすぐれたもの。
    • 男のの男
  6. ある空間内の中央部中央付近
  7. 二つ出来事、事物の
  8. 三つあるものの内の二番目
  9. 中程度中流レベル
  10. 最中ただなか状況。接続助詞的にも用いられる。
  11. 符丁江戸期から昭和終戦直後頃までの遊郭街、特に吉原大坂の新町の異称。

名詞2[編集]

なか

  1. 人間同士、または生物同士関係間柄
    • 仲がいい。仲が悪い。仲違い。仲直り。
    • 小学校も一しょ、商業学校も一しょ、竹馬の友、助け助けられ、女房にはナイショのことも六人だけは打ちあけて、持ちつ持たれつの仲じゃないか。それだけの仲なればこそ、ずいぶんイタズラもやってきましたよ。(坂口安吾『ニューフェイス』)

動詞[編集]

なか

  1. なく」の未然形。

古典日本語[編集]

語源[編集]

日本祖語 *naka

発音[編集]

二拍名詞四類(?)

名詞[編集]

なか

  1. 内部内側うちがわ
  2. なか中間途中
  3. () 中旬
  4. 中位中流中等
  5. (家族) 次男次女
  6. なか間柄あいだがら

諸言語への影響[編集]

  • 日本語: なか