贔屓

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ひいきから転送)
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贔屭 および 赑屃 も参照。

日本語[編集]

名詞:ひき[編集]

語義2 贔屓。盧溝橋

(ひき 又は びし)

  1. 力を入れること。
  2. (中国神話) 亀の姿に似た中国古代の伝説上の霊獣。重きを負うことを好むといわれ、そのため古来中国においては石柱や石碑の土台の装飾に用いられることが多かった。柱を背負ったまま贔屓を引き動かすと柱が倒れるであろうことから「贔屓の引き倒し」の語源ともなっている。


名詞:ひいき[編集]

(ひいき)(別表記:贔負、「引き」の当て字ともいわれる)

  1. 自分の気に入った者を特別扱いして、力を添えたり優遇したりすること。扱いに不公平をつけて、愛情を注ぐこと。
    • おやじはちっともおれを可愛がってくれなかった。母は兄ばかり贔屓にしていた。(夏目漱石坊っちゃん』)
  2. 特定の芸能人やスポーツ選手などを特別に応援すること。
    • ひいきの力士は高見山だ。
  3. 特定の商店などで多く買い物をすること。ビジネスなどで優遇すること。
    • 毎度ご贔屓にありがとうございます。

関連語[編集]

類義語[編集]

対義語[編集]

翻訳[編集]

動詞[編集]

する (ひいきする)


中国語[編集]

名詞[編集]

bìxì 簡体字:赑屃

  1. 力を入れること。
  2. (中国神話) 亀の姿に似た中国古代の伝説上の霊獣。