ふみにじる

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日本語[編集]

動詞[編集]

ふみにじるる】

  1. 踏み付けて滅茶苦茶にする。
    • 中には、自分の妻を先に出そうとして、他の女達を必死に押し退けるもの、良人に獅噛みついて離れまいとする妻、暗い甲板に取り落されて無我夢中の船客の群に踏み躙られる嬰児、子供たちの悲鳴と、もう、恥も外聞もない合唱のような婦人連の泣き声(牧逸馬『運命のSOS』)
  2. 他人立場無視したり体面気持ちなどを傷付ける
    • 徳川時代の婦人達はやはり権謀術数の手段として、人間の女性としての本性を踏み躙った性的関係に置かれたのであった。(宮本百合子『私たちの建設』1946年)
  3. 崇高なものとして本来は尊重されるべきものを、ないがしろにする。
    • 人類の真実な希願を蹂躙する者は、其の同じ足で、自分の生命を踏み躙っているのだ。(宮本百合子『断想』1920年)

活用[編集]

発音(?)[編集]

東京アクセント[編集]
ふ↗みにじ↘る
京阪アクセント[編集]
↗ふみにじる

類義語[編集]

共通:

語義2および3: