まう

出典: フリー多機能辞典『ウィクショナリー日本語版(Wiktionary)』
ナビゲーションに移動 検索に移動

日本語[編集]

動詞:舞う[編集]

まうう】

  1. 踊る
    • 舞を舞う
  2. くるくると回る。
    • 風に吹かれて落ち葉が舞う
  3. 空中飛ぶ
    • 舞う

活用[編集]

語源[編集]

古典日本語まふ

発音[編集]

翻訳[編集]

躍る
おどる — 「おどる#翻訳」を参照のこと
飛ぶ
とぶ — 「とぶ#翻訳」を参照のこと

動詞:方言[編集]

まう(「しまう」の し 脱落)

  1. (近畿方言、補助動詞、<動作・作用を表す動詞の連用形-て->に接続する)動作・作用が完了することを表現する。
    • ぐずぐずせんと早よ食べてまいや。
  2. (近畿方言、補助動詞)【元に戻らない結果を残すことを含意し、そのことを嫌う(場合によっては逆に喜ぶ)気持をも表現する。
    • 転んで骨を折ってもうた。
    • 次々に勝ち進み、優勝までしてもうた。
    • 困ったことになってもうた。
      過去・完了の形ではウ音便化して「もうた」「もうて」の形となる。

参照[編集]

古典日本語[編集]

動詞1:参う[編集]

まうう】

  1. (上代語, 謙譲語) 参上する。(来)の謙譲語。連用形が複合語の一部として用いられることが多い。

活用[編集]

連用形「まゐ」のみ認められ、終止形等はないため上一段活用か上二段活用か不明だが、一説に上二段活用とされる[1]

参照[編集]

諸言語への影響[編集]

  • 現代日本語: まいる(上一段活用)

動詞2:参う[編集]

まうう】

  1. (謙譲語) まゐの音便。複合動詞の前部要素に見られる[2]

関連語[編集]

脚注[編集]

  1. デジタル大辞泉.“参る-633122”. コトバンク. 株式会社DIGITALIO. 2023年3月20日閲覧。
  2. 広辞苑「もう【参】マウ