出典: フリー多機能辞典『ウィクショナリー日本語版(Wiktionary)』
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日本語[編集]
造語成分[編集]
もがな
- (終助詞 雅語)打ち消しの助動詞「ず」又は「で」とともに、主に人の行為を表わす動詞と接続し、「~するべきではない」「~するまでもない」を意味する成句を形成する。
派生語[編集]
古典日本語[編集]
- 終助詞「もが」に間投助詞「な」が付されたもの。上代の「もがも」に代って中古以降に多く用いられるようになる。
もがな
- (終助詞)文末にあって、強い願望をあらわす。
- 接続:体言、形容詞、打ち消しの助動詞「ず」等の連用形
- しづやしづ、賤(しづ)のをだまきくり返し昔を今になすよしもがな(静御前『吾妻鏡』)
- しず布を織るために糸を巻くおだまきのように繰り返す、そのように昔を今に取り戻すすべがあれば良いのに。