出典: フリー多機能辞典『ウィクショナリー日本語版(Wiktionary)』
ナビゲーションに移動
検索に移動
日本語[編集]
やきもちをやく【焼き餅を焼く】
- 妬む、嫉妬する
- なんだかそれまでは心の内を隠していたのが、もう向うも身の上が極まったのだから、構わないとでも思ったらしく見えたのね。それからどうだっけ。わたしは焼餅(やきもち)なんぞは焼かなかったわ。(ストリンドベルヒ(著)、森鴎外(訳)『一人舞台』明治44年)
- 「突留めるところまで、やつて見なけれア分らないと思つたからよ。みんなお前の為だ。お茶代一ぱい、七十円取られた。」/ 千代子は焼餅もやかず、あくる日は早速法華経寺へお礼参に出かけた。(永井荷風『にぎり飯』)