やきもちをやく

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日本語[編集]

成句[編集]

やきもちをやく焼き餅焼く

  1. 妬む嫉妬する
    • なんだかそれまでは心の内を隠していたのが、もう向うも身の上が極まったのだから、構わないとでも思ったらしく見えたのね。それからどうだっけ。わたしは焼餅(やきもち)なんぞは焼かなかったわ。(ストリンドベルヒ(著)、森鴎外(訳)『一人舞台』明治44年)
    • 「突留めるところまで、やつて見なけれア分らないと思つたからよ。みんなお前の為だ。お茶代一ぱい、七十円取られた。」/ 千代子は焼餅もやかず、あくる日は早速法華経寺へお礼参に出かけた。(永井荷風『にぎり飯』)