よう

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日本語[編集]

動詞[編集]

ようう】

  1. アルコールなどの摂取によって精神身体通常とは異なる状態になる。程度が進むと「酩酊」と言う。
    その酔う浮かれなど謳い出した。(徳田秋声足迹』)
  2. 乗り物乗っ気分悪くなる。
    降っ小さな汽船揺られて、酔いしんしん痛みないので濡れまっくらこの漁村昨夜おそく着きました。(倉田百三青春の息の痕』)
  3. すばらしいことなどに)うっとりとした状態になる。語義1から派生。
    このこうした情調酔いつつあるくるま這入るべき路地口へついた。(富田木歩小さな旅』)

活用

ワ行五段活用
よ-う

発音[編集]

よ↘う

関連語[編集]

第1義
第2義
第3義

翻訳: 動詞[編集]

形容詞[編集]

ようう、う、う、う】 (形容詞「よい」の連用形「よく」のウ音便

  1. よく」に同じ。
    きれい吹井戸ありますが、てもようございますか。」 (小金井喜美子鴎外の思い出』)

発音[編集]

よ↘ー

翻訳[編集]

副詞[編集]

よう

  1. (方言。打ち消しの語を後ろに伴って)どうにも…できない。
    うちなア弱いよってに、そないなこと、ようでき」(坂口安吾古都』)
  2. (方言)…できる。
  3. (方言)「よく」に同じ。

用法[編集]

(語義1、2)
個人の能力の上で可能/不可能なことがらについて用いる。個人の能力を超えた外部的事情によって可能/不可能なことがらには用いない。
こんな上手な字は自分にはよう書かん。(「自分には書けん」も可)
このボールペンはインクが切れて書けん。(「よう書かん」とは言わない)

感動詞[編集]

  1. 呼び掛けや、それに応える言葉。「おう」に同じ。
    よおだいぶ景気がよさそうですね」(原民喜永遠のみどり』)
  2. 賞賛を表す。

発音[編集]

よ↘ー

翻訳[編集]

助動詞[編集]

  1. 主体意志を表す。
    どんな願いかね? 出来ることなら何でもしてあげよう」(小酒井不木肉腫』)
  2. 推測を表す。「だろう」に同じ。
    これ不朽逸品いえよう。(正岡容随筆 寄席囃子』)
  3. (「どうして」「が」「(終助詞)」など、疑問を表す語を伴って)疑問や反語を表す。
    今さら言えよう。(坂口安吾夜長姫と耳男』)
    これがどうして黙っていられようか。(海野十三放送された遺言』)
  4. 勧誘を表す。
    先生ようよ」 三平(さんぺい)は、しきりにを旅に誘った。(坂口安吾死と影』)
  5. (「ようとする」の形で)ある動作がもうすぐ起こることを表す。
    隔てなければ判らほど大いなる変革が、しかも二、三年のに、行なわようとしている。(中井正一国立国会図書館について』)
未然形 連用形 終止形 連体形 仮定形 命令形 接続
よう (よう) 特殊型

発音[編集]

よ↘ー

終助詞[編集]

  1. 終助詞「」の長音形。
    田圃たんぼ咲くのを行こようおばあさん。(長谷川時雨チンコッきり』)

発音[編集]

よ↘ー

翻訳[編集]

漢字[編集]

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