わずらわしい

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日本語[編集]

語源[編集]

形容詞[編集]

わずらわしいわしい】

  1. うまく対処するには心が消耗するほどである。
    • 芥川の死について、いろいろな事が、書けそうで、そのくせ書き出してみると、何も書けない。死因については我々にもハッキリしたことは分らない。分らないのではなく結局、世人を首肯させるに足るような具体的な原因はないと言うのが、本当だろう。結局、芥川自身が、言っているように主なる原因は「ボンヤリした不安」であろう。それに、二、三年来の身体的疲労、神経衰弱わずらわしき世俗的苦労、そんなものが、彼の絶望的な人生観をいよいよ深くして、あんな結果になったのだろうと思う。(菊池寛 『芥川の事ども』)
  2. いやになるほど細かく複雑である。
    • 古人の俳書から借りた言葉を一々「 」にするのはあまりにわずらわしいから省略した場合が多い。(寺田寅彦 『俳諧の本質的概論』)

活用[編集]

関連語[編集]

翻訳[編集]