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出典: フリー多機能辞典『ウィクショナリー日本語版(Wiktionary)』
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訓読みについて[編集]

日本語の訓読みの欄に「こばんがた」と書き込んだところ、「字訓ならまだしもこれを訓読みとすることは誤り」と、削除されました。しかし、財団法人日本漢字能力検定協会発行「漢字必携一級」には、この字について、訓読みの欄に「こばんがた」とあります。したがって、削除すべきでないと思われます。--Digitallife1995 2011年2月19日 (土) 15:22 (UTC)[返信]

簡単な話です。『日本漢字検定協会』というところが学問的にまったく信頼できない団体だからです。
まず、訓読みとは何かを考えてください。訓読みとは、文中においてその文字をあてられたならば、ある特定の和語(一般的には単語)で読むことが、慣習的に確立されたものを言います。まず、少なくとも確定的にそのように読むとは考えられませんし(そうで無いというのであれば、そのような例を提示しなければなりません。ちなみに、無理な訓を当てる悪習は、しばしば見られることで、そのような例ばかり集めた『当て字・当て読み 漢字表現辞典』という辞典が、笹原宏之氏(早大教授、現代漢字学の第一人者の一人です、漢字検定の評議員もやってますね)により作成されていますが、そのような特殊な辞書が必要なほど異例な扱いであるということは認識してください)、訓読みの通例である、一文字一単語の原則からも、「こばん(ちなみにこれは湯桶読みの一熟語)」+「かた」という複合語が当てられるのは異例中の異例です。このようなものを訓読みといわないというのは、阿辻哲次氏(京大教授、この人も漢字検定の評議員)の『漢字の相談室(文春新書 ISBN: 4166607022)』辺りに詳しいところなので読んでおかれるといいでしょう(ちなみに、同様のことは、ここでもご説明しているのでご一読ください)。
『漢字検定』というのが、いかにでたらめなものであるかは、高島俊男氏(今ではエッセイストとしての方が著名だが、藤堂明保氏の直弟子の中国文学者)などが『お言葉ですが…〈別巻3〉漢字検定のアホらしさ(ISBN: 4897722527 このブログに簡単な紹介があります)』で述べているところです。阿辻氏も笹原氏も名前だけを貸さずに(この手の参考書は、出版社が学生アルバイトを雇って、余り検証せずに作ってる例がほとんどです。しかも、あの悪名高い漢字検定協会だから、その編集態度は推して知るべしというところでしょう)、たまには出題内容を確認する位のことはしてもらいたいものです。
ということで、漢字の記事については、定評のある漢和字典を確認するようお願いしたいと思います。--Mtodo 2011年2月19日 (土) 16:34 (UTC)[返信]

財団法人日本漢字能力検定協会発行「漢字必携一級」を再度確認したところ、表外の訓読みについて、「字義も含む」とありました。訓読みの欄には、訓読みと字義が併せて書かれています。また、財団法人日本漢字能力検定協会発行「漢検 漢字辞典」には、「楕」の項目に、「こばんがた」という訓読みは載っていません。そのため、今後は表外の訓読みについては、日本漢字能力検定協会発行「漢字必携一級」は参考にしないことにします。しかし、「日本漢字能力検定・財団法人日本漢字能力検定協会はまったく信頼できないものである」という意見には賛成できません。日本漢字能力検定は、以前は文部科学省が後援しており、現在も日本における漢字能力に関する検定試験の中では最も受験者が多く、さらにこの検定を重要視する学校・企業なども多く存在します。漢検協会事件も、協会の理事長らがおこした問題であり、検定の内容とはまったく関係ありません。これらのことから、日本漢字能力検定・財団法人日本漢字能力検定協会は、漢字においては日本で最も信頼できる検定・団体のひとつといってもよいと思います。--Digitallife1995 2011年2月20日 (日) 05:37 (UTC)[返信]