モル

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日本語[編集]

語源[編集]

英語 mole からの借用語またはドイツ語 Mol からの借用語

助数詞[編集]

モル

  1. (化学, 単位) 物質量単位SI基本単位の一つで、記号では mol で表す。以前は12gの炭素12の物質量が1モルと定義されていたが、2019年以降ではアボガドロ数を使って 6.02214076×1023 の粒子の数で1モルと定義されている。
    • 1937年、中谷宇吉郎「墨流しの物理的研究」[1]
      百万分の一モル程度のごく微量の不純物が有効に作用するということは驚くべきことで、膜の性質が水の成分によって如何に著しい変化を受けるかという一つの例である。
    • 2019年、水上茂樹訳、ルードルフ・シェーンハイマー「生体構成物質の動的状態」[2]
      アルカリで処理するとクレアチンは2モルのアンモニア、1モルの二酸化炭素、および1モルのサルコシンに分解される。

関連語[編集]

翻訳[編集]

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  1. 青空文庫、2022年8月27日作成(底本:「寺田寅彦 わが師の追想」講談社学術文庫、講談社、2014(平成26)年11月10日第1刷発行)https://www.aozora.gr.jp/cards/001569/files/59219_76244.html
  2. 青空文庫(2019年7月21日作成、CC BY 2.1 JP公開、底本:Rudolf Schoenheimer, "THE DYNAMIC STATE OF BODY CONSTITUENTS."(1942))https://www.aozora.gr.jp/cards/001548/files/52232_68664.html