一衣帯水

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一衣带水 および 一衣帶水 も参照。

日本語[編集]

成句[編集]

   (いちいたいすい)

  1. 河川海峡分断されているが、それをものともせず、その両岸の関係が非常に深いこと。
    対日平和条約にしては、まだ多くの未調印国家、未批准国家があり特に一衣帯水ソ連並びに中共とのには戦争状態残っおるのであります。(浅沼稲次郎浅沼稲次郎の三つの代表的演説』)

発音[編集]

い↗ち↘・い↗た↘いすい[1]
い↗ち↘いたいすい[2]

出典[編集]

李延寿南史・陳後主紀』(同一の内容 姚思廉陳書』)

【白文】   我為百姓父母、豈可限一衣帯水、不拯之乎
【訓読文】  我、百姓の父母たるに、豈(あ)に一衣帯水を限り、之を拯(すく)はざるべけんや。
【現代語訳】 私は、民衆の親の立場にあって、どうしてあんな細い川(揚子江)で隔てられているからと言って、その民を救わないでいられようか。
【解説】中国南北朝時代南朝第5代皇帝後主は、大変暗愚主君であり国力が衰え民衆は困窮していた、そのような中で北朝の皇帝文帝が、南下して陳に攻め入るときに言った言葉。

脚注[編集]

  1. NHK放送文化研究所・編『NHK 日本語発音アクセント辞典 新版』日本放送出版協会、2005年、48頁。ISBN 4-14-011112-7
  2. 金田一春彦・監修、秋永一枝・編『新明解日本語アクセント辞典』三省堂、2001年、43頁。ISBN 4-385-13670-X