三法印

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日本語[編集]

名詞[編集]

法印(さんぼういん)

  1. 仏教根本にある三つの概念思想)。「諸行無常」、「諸法無我」、「涅槃寂静」の三つ。(「諸行無常印」のような言い方もある。)→法印(名詞)1。
    • 一切皆苦」(一切行苦)を加えて四法印と呼ぶこともある。また、四法印から涅槃寂静を除いて三法印とすることもある。
      現在の上座部仏教には三法印という概念はないが、それに近いものにラッカナッタヤ(三つの特徴の意。パーリ語)がある。内容は、涅槃寂静を含まない三法印と同じもの。『法句経』の 277節から 279節がそれに当たる。

発音(?)[編集]

サ↗ンボ↘ーイン

語源[編集]

三法印の語は『成実論』(鳩摩羅什訳) ほかに見える。(同書のサンスクリット原典は伝えられていない。)

関連語[編集]