乃至

出典: フリー多機能辞典『ウィクショナリー日本語版(Wiktionary)』
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日本語[編集]

接続詞[編集]

 (ないし)

  1. ~にいたるまで。
    • 従つてマツチの商標勿論 、油壺でも、看板でも、乃至古今の名家の書画でも必死に集めてゐる諸君子には敬意に近いものを感じてゐる。(芥川龍之介 『蒐書』)
  2. 起点となるものと終点となるものの間に入り、範囲を表現する。「A乃至B」は「AからBまで」を意味する。
    • 第十六条乃至第二十一条の規定によつて、新戸籍を編製され、又は他の戸籍に入る者は、従前の戸籍から除籍される。死亡し、失踪の宣告を受け、又は国籍を失つた者も、同様である。(戸籍法第23条)
    • まず停留所に来て見るとそこには十人ないし二十人の群れが集まっている。(寺田寅彦 『電車の混雑について』)
  3. またはもしくは
    • 即ち小説は小説中の詩により、文芸の中に列するに過ぎず。従つて歴史乃至伝記と実は少しも異る所なし。(芥川龍之介 『小説作法十則』)

中国語[編集]

接続詞[編集]

 nǎizhì

  1. (文章語)~にいたるまで、~でさえ

類義語[編集]