愛す

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日本語[編集]

動詞[編集]

  1. (他動詞) 愛する
    • 僕は、僕を活気づける者を愛さずにはおられない。僕らの敵手は、いつも僕らを活気づけてくれますからね。(太宰治「渡り鳥」)〔1948年〕[1]
    • 「おい小畑、女にでもふられたのか?」びっくりして、彼は笑い出した。「ばかばかしい、おれはだれも愛さないよ」(山川方夫「その一年」)〔1958年〕[2]

活用[編集]

※「愛する」も参照。

訳語[編集]

愛する」を参照。


古典日本語[編集]

動詞:愛す[編集]

  1. 愛する恋する。好む
    わが心の愛する者よなんぢは何處にてなんぢの群を牧ひ 午時いづこにて之を息まするや請ふわれに告よ なんぞ面を覆へる者の如くしてなんぢが伴侶の群のかたはらにをるべけんや(聖書 明治元訳聖書 雅歌 第1章 7)
愛-す 動詞活用表日本語の活用
サ行変格活用
語幹 未然形 連用形 終止形 連体形 已然形 命令形
する すれ せよ

[編集]

  1. 青空文庫(2000年1月25日公開、2004年3月4日修正)(底本:「太宰治全集9」ちくま文庫、筑摩書房、1998年6月15日第5刷)https://www.aozora.gr.jp/cards/000035/files/2295_15090.html 2020年7月4日参照。
  2. 青空文庫(2016年1月1日作成)(底本:「愛のごとく」講談社文芸文庫、講談社、1998年5月10日第1刷)https://www.aozora.gr.jp/cards/001801/files/57062_58179.html 2020年7月4日参照。