有耶無耶

出典: フリー多機能辞典『ウィクショナリー日本語版(Wiktionary)』
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日本語[編集]

語源[編集]

  • もやもや」などと同様のオノマトペに対する当て字か。漢文の「有りか無しか」の音読という説は付会と考えられる。

名詞・形容動詞[編集]

(うやむや)

  1. 曖昧ではっきりとしていない様子。
    • 生きてあらんほどの自覚に、生きて受くべき有耶無耶を捨てたるは、雲のを出で、空の朝な夕なを変わると同じく、すべての拘泥を超絶したる活気である。(夏目漱石虞美人草』)
    • 結局、若者たちと太田の話し合いはうやむやに終わってしまった。(澤西祐典『湯けむり』)