満腹

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日本語[編集]

名詞[編集]

 まんぷく

  1. たくさん飲食することで満たされること。
    • 半之助は社長の問いにも答えず、自分は満腹だからと云って箸も取らなかった。――山本周五郎 (1951年). “図書カード:半之助祝言”. 青空文庫. 2023年6月24日閲覧。
    • ここで満腹するには、二ドルまではかかりません。朝食の場合ですと、トースト十セント、ハムエッグ三十セント、それにコーヒー二十セント、これで充分です。――北大路魯山人 (1954年). “図書カード:アメリカの牛豚”. 青空文庫. 2023年6月24日閲覧。
  2. からすること。全面的にすること。
    • 「まだ心配するほど持ちあつかってはいませんが、とにかく満腹の同情をこめた作を公けにするつもりです」――夏目漱石 (1905年). “図書カード:吾輩は猫である”. 青空文庫. 2023年6月24日閲覧。
    • 世の中はどうすることも出来ぬことが沢山ある。余は満腹の敬意を以て居士に接しながらも、またこの際に在って自分自身をどうすることも出来なかったのである。――高浜虚子 (1914年). “図書カード:子規居士と余”. 青空文庫. 2023年6月24日閲覧。

派生語[編集]

成句[編集]

対義語[編集]

  • (語意1に対して)空腹

類義語[編集]

  • (語意2に対して)満腔

動詞[編集]