立派

出典: フリー多機能辞典『ウィクショナリー日本語版(Wiktionary)』
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日本語[編集]

発音[編集]

形容動詞[編集]

(りっぱ)

  1. 品質品性非常優れているさま。
    • 今はもう散つて了つたが、 馬酔木の花は樹の花の中でも立派なものだ。(土田杏村 『あしびの花』)
  2. 欠点不足している所がないさま。疑うことない、間違いない、見事に。
    • よし、それが淨土教の影響によるにもせよ、老莊道學の示唆を得たにもせよ、わが國人の氣魄とやはらぎを享けて生活趣味の常用燈となつた以上、立派に國産である。(岡本かの子 『朧』)
    • 「無えよ、うむー。正に無え、……俺おいらの手腕はとうにしびれッちまつた。手腕ばかりならいいが、脛も腰も、骨も肉も、ないし魂も根性もだツ、立派に腐つた……。しびれきつてしまつたてえ事ッ。碌でなしだからな」(清水紫琴 『もつれ糸』)

活用[編集]

関連語[編集]

類義語[編集]

対義語[編集]

  • (品質や品性が優れている):粗末(品質が劣る);卑劣下劣(品性が劣る)