自暴自棄

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日本語[編集]

成句[編集]

   (じぼうじき)

  1. 破れかぶれで、自分粗末扱いやけなること。「自暴」も「自棄」も「我が身大事にしないこと」の意[1][2]
    は、そこ自暴自棄湧いた。私を連れて来たやっつける義務じて来た。(葉山嘉樹淫売婦』)

出典[編集]

孟子巻第7・離婁章句上

【白文】
孟子曰、自暴者、不可與有言也。自棄者、不可與有爲也。言非禮義、謂之自暴也。吾身不能居仁由義、謂之自棄也。仁人之安宅也。義人之正路也。曠安宅而弗居、舎正路而不由。哀哉。
【訓読文】
孟子曰はく、「自らそこなは、ともかたること有るからず。自棄つる者、与に為すこと有る可からず。礼儀そしる、これを自ら暴ふとふなり。ることあたはずとす、之を自ら棄つると謂ふなり。仁は安宅なり。義は人の正路なり。安宅をむなしくして居らず、正路をてて由らず。かなしきかな」と。
【現代語訳】
孟子が仰った、「捨て鉢になる者とは共に語り合えない。やけを起こす者とは共に行動できない。礼儀を蔑ろにする発言をすること、これを『捨て鉢になる』という。『私には仁に立脚し義に基づいた生き方などできない』と言うこと、これを『やけを起こす』という。仁は、人の安住できるである。義は、人の正しい道である。安住できる家をからにして住まず、正しい道を捨てて通らないとは、哀しいことではないか」。

発音[編集]

じ↗ぼーじ↘き

翻訳[編集]

脚注[編集]

  1. 上田万年、松井簡治、1916年10月23日『大日本国語辞典』金港堂書籍、第2巻、紙面850ページ、デジタル428ページ、全国書誌番号:43022818、近代デジタルライブラリー pid 954646/428
  2. 上田万年、松井簡治、1916年10月23日『大日本国語辞典』金港堂書籍、第2巻、紙面941ページ、デジタル473ページ、全国書誌番号:43022818、近代デジタルライブラリー pid 954646/473