骨髄

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骨髓 も参照。

日本語[編集]

名詞[編集]

(こつずい)

  1. の中の空所を満たす柔軟組織
  2. (比喩)奥底。精神的な基礎。
    • 女房の血相が変る。怒り、骨髄に徹したのである。こっちは痛み骨髄に徹している。(坂口安吾 『不良少年とキリスト』)
    • 鴎外や漱石が、すぐ例に出されるが、日本人としての精神的骨髄が非常にしっかりしていて、その上に、西欧文明の深い学識を身につけていた。(中谷宇吉郎 『寅彦の作品』)
  3. (比喩)要点主眼真髄
    • これは其角の本領で江戸風の骨髄であります。(正岡子規 『俳句上の京と江戸』)
    • プロレタリア文学の業績は摂取され正しく伝承されなければ民主主義文学はその成長の骨髄を失うだろう。(宮本百合子 『プロレタリア文学の存在』)

成句[編集]