なく

出典: フリー多機能辞典『ウィクショナリー日本語版(Wiktionary)』
ナビゲーションに移動 検索に移動

ナク および なぐ も参照。

日本語[編集]

動詞:鳴く[編集]

鳴くマネシツグミ

なくく、く】

  1. 呼吸器官や発声器官を使って調音する。
  2. (麻雀) ポン・チー・カンをする。

活用[編集]

発音[編集]

類義語[編集]

下位語[編集]

派生語[編集]

成句[編集]

関連語[編集]

翻訳[編集]

  • 英語:(一般的表現)cry, call
    (鳥がさえずる)singtwitter、(猫が鳴く)mew、(犬がほえる)barkhowl、(犬がキャンキャンと鳴く)yelp、(牛が鳴く)moo、(馬がいななく)neigh、(蛙が鳴く)croak、(虫が鳴く)chirp

動詞:泣く[編集]

泣く

なくく、く】

  1. 感情を制御できなくなり、をあふれさせたりを上げたりする。
  2. つらい境遇にあって苦しむ。そうした境遇について嘆く
  3. 不都合損害を受け入れる。
    • それから、われわれは一千億円を除く借り入れ残金につきましては、二十年の年賦で返したいと考えております。これは金融機関に泣いてもらわなければならぬ、かように思っておるわけです。(多賀谷真稔、衆議院会議録情報 第058回国会 石炭対策特別委員会 第8号)〔1968年〕
  4. (名声や建前が)すたる。〜に値しない。

活用[編集]

発音[編集]

類義語[編集]

下位語[編集]

派生語[編集]

成句[編集]

関連語[編集]

翻訳[編集]

形容詞[編集]

なくく】

  1. ない(形容詞)の連用形。
「力なく」「元気なく」「他意なく」「不安なく」のように、名詞に対し接尾辞のように直接接続することがある。

関連語[編集]

助動詞[編集]

なく

  1. 助動詞「ない」の連用形

古典日本語[編集]

動詞:自動詞[編集]

なくく、く】

  1. (人が)泣く。
  2. (鳥・虫などが)鳴く。

活用[編集]

な-く 動詞活用表日本語の活用
カ行四段活用
語幹 未然形 連用形 終止形 連体形 已然形 命令形

動詞:他動詞[編集]

なくく、く】

  1. (上代東国方言) 泣かせる。

活用[編集]

な-く 動詞活用表日本語の活用
カ行下二段活用
語幹 未然形 連用形 終止形 連体形 已然形 命令形
くる くれ けよ

発音(四段活用)[編集]

二拍動詞一類(?)

連語[編集]

なく

  1. (上代語、文中に用いられ)~ないこと。
  2. (上代語、文末に用いられ)~ないことだなあ。

語源[編集]

打消の助動詞「」の未然形 + 接尾辞「