あげて

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日本語[編集]

発音[編集]

副詞[編集]

あげてげて・げて】

  1. それについては何もかもことごとく、あるところに集まる様。残らずこぞって
    • 田のもの畑のもの山のもの、柿、栗、蕈、その他の木の実、僕の村では自然物の収穫物は殆ど挙げて秋期の種類のものに限られて居ると云つても好い。(中村憲吉『備後より』)
    • 世は挙げて、老先生のような人材を求めている秋(とき)なのです(吉川英治『剣の四君子 柳生石舟斎』)
  2. (後に打消しの言葉を伴って用いる)殊更に取りたてて。特に取り上げて。
    • 朝鮮では挙げて食器と言うほどのものはありませんが、御本手、樫手、やわらか手などいう鉢、高麗雲鶴手鉢、その他日本で抹茶碗に利用しているものに相当のものがあります。(北大路魯山人『近作鉢の会に一言』)

類義語[編集]

語義1