あたためる

出典: フリー多機能辞典『ウィクショナリー日本語版(Wiktionary)』
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日本語[編集]

動詞[編集]

あたためる【(一般用字)める、(気温・体感温度など)める】

  1. (他動詞) 温度を適度に上げる、あたたかくする。
    • 爺いさんは焼鍋を出して、玉葱でこすつて、一寸火に掛けて温める。(カミイユ・ルモンニエエ 森鴎外訳『聖ニコラウスの夜』)
    • すると御者は右の手に拳骨を固めて、烈しく胸の辺を打ち出した。二三間離れて聞いていても、とんとん音がする。倫敦の御者はこうして、己れとわが手を暖めるのである。(夏目漱石 『永日小品』)
  2. (他動詞)(思想や構想を)外に示さず、大事に成長させる。
  3. (他動詞) あたたかい心持にさせる。敵対・用心させる気持ちをほぐし安定させる。
    • 他人同士の交遊として香をたいて楽しむ世界なぞよりも夫婦がオナラを交して心をあたためる世界が高級で奥深い。(坂口安吾 『お奈良さま』)
  4. (他動詞) 疎遠になったものを再び親しくさせる。

活用[編集]

あたた-める 動詞活用表日本語の活用
マ行下一段活用
語幹 未然形 連用形 終止形 連体形 仮定形 命令形
あたた める める めれ めよ
めろ
各活用形の基礎的な結合例
意味 語形 結合
否定 あたためない 未然形 + ない
意志・勧誘 あたためよう 未然形 + よう
丁寧 あたためます 連用形 + ます
過去・完了・状態 あたためた 連用形 +
言い切り あたためる 終止形のみ
名詞化 あたためること 連体形 + こと
仮定条件 あたためれば 仮定形 +
命令 あたためよ
あたためろ
命令形のみ

語源[編集]

関連語[編集]

翻訳[編集]