あたらよ

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古典日本語[編集]

名詞[編集]

あたらよ(可惜夜、惜夜)

  1. けてしまうのが惜しいすばらしい
    • 玉くしげ明けまく惜しきあたらよを衣手離れてひとりかも寝む(『万葉集』1693)
      玉匣 開巻惜 恡夜矣 袖可礼而 一鴨 将寝
    • ああは美しいな、あのしんとした中空なかぞらを/夏八月なつはちぐわつ良夜あたらよに乘つきつて。 (上田敏『牧羊神』「月光」)〔1920年〕