あと

出典: フリー多機能辞典『ウィクショナリー日本語版(Wiktionary)』
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日本語[編集]

名詞:跡[編集]

あと

  1. 人や動物が移動した際に残った歩行の痕跡あしあと
  2. 何かが行われた、又は、何かが存在した痕跡。
    1. 】一般的な用字。
    2. 】体についてのあと。
    3. 】建物等建造物のあと。

語源[編集]

翻訳[編集]

名詞:後[編集]

あと

  1. (空間:「」から)進行方向又は視線の方向と逆の方向。
    • やがて、彼等は、まだぬくもりが残っている豚を、丸太棒の真中に、あと脚を揃えて、くゝりつけ、それをかついで炊事場へ持ちかえった。逆さまに吊られた口からは、血のしずくが糸を引いて枯れ草の平原にポタ/\と落ちた。(黒島傳治 『前哨』)
    • 類義語:うしろ:但し、「うしろ」が静的であるのに対して、「あと」は動的。
    • 対義語:さき cf.「まえ」:「うしろ」の対義語
  2. (時間:進行するものの後方のものは遅れることから)時間的に遅れて発生すること。以後、将来未来
  3. 残り余り

翻訳[編集]

語義1

語義2

語義3

副詞[編集]

あと

  1. (数量を表す述語を修飾して)あることが発生する、又は終結するなど変化するまで、時間資源が残っている状況を示す。
    • 後10分で開演する。
    • いや、それよりも差し当たり大問題なのは、あと四十九回の治療代をどうして捻出すべきかということだった。(海野十三 『幸運の黒子』)
    • 後3人でぼくの番だ。
    • 木代が、六十円ほどはいったが、年末節季の払いをすると、あと僅かしか残らなかった。(黒島伝治 『窃む女』)
  2. (口語。接続詞的に)それに加えて。
    • しかし、これでもまだ、故郷までの全旅程の三分の一くらいしか来ていないのである。読者も、うんざりするだろう。あとまたいろいろ悲惨な思いをしたのであるが、もう書かない。(太宰治 『十五年間』)