あをによし

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古典日本語[編集]

成句[編集]

あをによし

  1. 奈良又は国内くぬちにかかる枕詞
    • あをによし 奈良の都は 咲く花の にほうがごとく 今盛りなり(万葉集巻三328)
      奈良の都は、花が咲き乱れてよい香りでいっぱいになる頃のように、今、たいそう盛んであることだ。
      (万葉集の頃なので、この時の「花」は梅の花)
    • 悔しかもかく知らませばあをによし国内(くぬち)ことごと見せましものを(山上憶良 万葉集巻五798)
      悔しいことであるよ、このようになる(=妻が死ぬ)と知っていたならば、国のいろいろなところへ連れて行ってやったのに

語源[編集]