いにしへ

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古典日本語[編集]

語源[編集]

"いに"(動詞「ぬ」の連用形)+""(過去の助動詞「」の連体形)+""(方向)で「過ぎ去ったあたり」の意より。

名詞[編集]

いにしへへ】

  1. むかし過去以前
    • いにしへの世々の帝春の花のあした秋の月の夜ごとにさぶらふ人々をめして事につけつつ歌をたてまつらしめたまふ紀貫之古今和歌集・仮名序』)
      昔の代々の帝は、春の桜の咲く朝や、秋の名月の夜には、伺候する者を召し出して、事ある毎に歌を捧げさせたものです。
  2. 古代