うちこみ

出典: フリー多機能辞典『ウィクショナリー日本語版(Wiktionary)』
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日本語[編集]

名詞[編集]

うちこみ打込み、打込み】

  1. 叩いてから中に入ること。
  2. 物事に熱心に集中したり惚れ込んだりすること。
  3. 囲碁を打ったりすること。
  4. 剣道の練習で何度も同じ動作で打ったりすること。
    • わしは何時も、ただ、竹刀木剣を持って、その方たちの打ち込みを受け、隙があればその方たちを、打ち倒してつかわしたまでだ。(三上於菟吉「雪之丞変化」)〔1934年〕[1]
  5. 球技で相手の陣地などへ強くボールを打つこと。
    • 君は時々この庭の中へボールを打ち込みはしないかい。(江戸川乱歩「灰神楽」)〔1926年〕[2]
  6. 釣りにおいて水面の一つに何度も釣り針を下ろすこと。
  7. 敵味方が混在しながら戦うこと。
  8. 棒の先端に金属製の丸い輪をつけた捕具罪人の首に引っかけて捕まえること。
  9. コンピューターなどに入力すること。
  10. シンセサイザーなどに演奏情報を入力すること。またそのようにして入力された演奏情報。

動詞[編集]

うちこみみ、打込み】

  1. うちこむ」の連用形

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  1. 青空文庫(2013年4月13日作成)(底本:「雪之丞変化【上】」大衆文学館、講談社、1995年7月20日第1刷発行。「雪之丞変化【下】」大衆文学館、講談社、1995年7月20日第1刷)https://www.aozora.gr.jp/cards/000310/files/1911_50609.html 2019年5月2日参照。
  2. 青空文庫(2018年3月26日作成)(底本:「江戸川乱歩全集 第3巻 陰獣」光文社文庫、光文社、2005年11月20日初版1刷)https://www.aozora.gr.jp/cards/001779/files/57510_64374.html 2019年5月2日参照。