えをとめ

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古典日本語[編集]

名詞[編集]

えをとめ

  1. (上代語)すばらしいおんないとしい女。
    • かく期りて、すなはち詔りたまひしく、「汝は右より廻り逢へ。我は左より廻り逢はむ」とのりたまひて、ちぎりをへて廻りたまふ時に、伊耶那美の命まづあなにやしえをとこを」とのりたまひ、後に伊耶那岐の命「あなにやし、えをとめを」とのりたまひき。(『古事記・上代』)
      このように約束して、すぐにおっしゃった「あなたは右から(天の御柱を)回って逢いましょう。私は左から回って逢うましょう」とおっしゃり、約束し終えて、(柱を)回った時に伊耶那美の命がまず、「ああなんて素晴らしい男性か」とおっしゃった、そのあとで伊耶那岐の命が「ああなんて素晴らしい女性か」とおっしゃった。

関連語[編集]