恐れ入谷の鬼子母神

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日本語[編集]

慣用句[編集]

入谷鬼子母神おそいりやきしもじん

  1. 相手の言うことには同意するが、そのまま認めるのは癪に障るとの意で用いる地口。「おそれいる」と「入谷(江戸の地名)の真源寺に祀られる鬼子母神」を掛けたもの。

由来[編集]

太田蜀山人の狂歌に由来するといわれる。『放歌集』に収録されるものに「いまさらに恐れ入谷のきしも神あやうく過ぎし時を思へば」があり、また、巷間に伝わるものとして「おそれ入谷の鬼子母神 そうで有馬の水天宮 志やれの内のお祖師様」(「そうで有馬」を「どうで有馬」とするものあり)があるが詳細不詳。