日本語[編集]
古典日本語「をとつひ」又はをちつひ。「をと」「をち」は彼方・遠方、「つ」は方向を表す助詞、「ひ」は「日」。「おととい」の語源。
- (東京式) おとつい [òtótsúꜜì] (中高型 – [3])
- IPA(?): [o̞to̞t͡sɨᵝi]
- (京阪式) おとつい
おとつい【一昨日 歴史的仮名遣い:をとつひ】
- (時間) おととい、一昨日。現在でも西日本では用い東京でも老人語などとして残る。
- そのうち茶が来たので、親子はきのうもおとついも一しょにいたもののように、取留のない話をしていた。(森鴎外 『雁』)
- 「おとついはひどいめに会った! お前さんもだらしがないよ。」 「お父つぁん怒ってた?」 電気の下で見ると、もう四十位の女で、バクレン者らしい崩れた姿をしていた。(林芙美子 『放浪記(初出)』)