おられる

出典: フリー多機能辞典『ウィクショナリー日本語版(Wiktionary)』
Jump to navigation Jump to search

日本語[編集]

動詞句[編集]

おられるられる】(動詞おる」の未然形+尊敬助動詞れる」)

  1. いる(…ている)」の丁寧、または尊敬表現いらっしゃる
    • その時にある人がのような厚い博多織男帯を持って来まして、これは今上方かみがたから博多に来ている力士で、わざわざ博多へ注文して織らせて上方で仕立てさしたものだけれど、何だか結び目工合が悪くて気に入らないから、又仕立て直さしたけれども矢張りいけない。博多織を扱いつけておられるこっちのお師匠さんよりほかに仕立て直して頂く処がなくなりましたから持って来ましたと申しました。(夢野久作『押絵の奇蹟』)
    • 来会者は訊問されることもなく、すぐ解散を許された。/残ったのは、総監と、特に居残りを命じられた楽士であった。/「あなた方は一段高い席におられたのですが、犯行目撃された方はおりませんか」(坂口安吾『明治開化 安吾捕物帖』)
    • 「皇后さまは週日のほぼ連日のご公務に加え,土日や祝日にもしばしば公的な行事や祭祀をお務めになっておられます。陛下のご健康を案じられ,早朝のご散策やお時間の許す限りテニス等をつとめて陛下と共になさるように心掛けておられます。また,お忙しいご公務の合間に読書をされたりピアノの練習も少しずつ続けておられ,……」(宮内記者会の質問に対する文書ご回答

参考[編集]

  • おる」を謙譲語であると認識する地域(東京などの関東地方)の出身者は、「おる」は謙譲語であるのに対し「れる」は尊敬語であるため、「おられる」は相手一旦引き下げておいてまた引き上げることになり差引きゼロで敬語になっていない、という理由で、この語法を誤用であると考え、不快に感じることがある。
  • 「おる」を丁寧語、または敬語でなく一般の動詞であると認識する地域(京都・大阪周辺を除く西日本)の出身者、あるいはそのように認識する年齢層の者にとっては、何の問題もない語法である。「いる」よりも丁寧で、「いらっしゃる」よりは丁寧さの劣る表現として用いられる。

発音[編集]

  • 東京式アクセント: お↗られ↘る
    • IPA: [(ʔ)oɺ̠áɺ̠éɺ̠ɯ]
    • X-SAMPA:/(?)ol_a_-a_Hl_a_-e_Hl_a_-M/
  • 京阪式アクセント: ↗おられる↘

関連語[編集]