コンテンツにスキップ

かてる

出典: フリー多機能辞典『ウィクショナリー日本語版(Wiktionary)』

日本語

[編集]

動詞:糅てる

[編集]

かてるてる

  1. (現代では余り使われない) まぜる、加える。元来は良くないものを加える、よくないものが重なるという意味である。
  2. (方言) 仲間に入れる。

活用

[編集]

語源

[編集]
  • 糅てより先に、和語として成立した。

類義語

[編集]

派生語

[編集]

熟語

[編集]

関連語

[編集]

翻訳

[編集]

可能動詞:勝てる

[編集]

かてる勝てる克てる

  1. かつ」の可能動詞。勝つ・克つことができる
    • 1918年、宮本百合子「地は饒なり」[1]
      兵は、却って隣国の者に追いまくられ、散り散りばらばらになってしまったので、また、二度目の出兵が必要になった。ところが、その二度目も負けて、三度四度と、兵隊のたくさんが出されたが、どうしても勝てない。
    • 1931年、岸田國士「浅間山」[2]
      あたしに、そんな気兼ねをなさらなくつていゝことよ。人間は、何時だつて自分に克てないことがありますわ。
    • 1958年、江戸川乱歩「奇面城の秘密」[3]
      じっとしていれば、虎のほうでもにらんでいるばかりですが、走りだしたら、虎はいっぺんにとびかかってきます。虎とかけっこしたって、とても勝てるものではありません。

活用

[編集]
か-てる 可能動詞活用表日本語の活用
タ行下一段活用
語幹未然形連用形終止形連体形仮定形命令形
てる てる てれ (無し)
各活用形の基礎的な結合例
意味語形結合
否定 かてない 未然形 + ない
意志・勧誘 かてよう 未然形 + よう
丁寧 かてます 連用形 + ます
過去・完了・状態 かてた 連用形 +
言い切り かてる 終止形のみ
名詞化 かてること 連体形 + こと
仮定条件 かてれば 仮定形 +

[編集]
  1. 青空文庫、2002年1月2日公開、2012年12月8日修正(底本:「宮本百合子全集 第一巻」新日本出版社、1986(昭和61)年3月20日第5刷)https://www.aozora.gr.jp/cards/000311/files/2030_49542.html
  2. 青空文庫、2008年3月19日作成(底本:「岸田國士全集5」岩波書店、1991(平成3)年1月9日発行)https://www.aozora.gr.jp/cards/001154/files/46862_30564.html
  3. 青空文庫、2017年10月25日作成(底本:「奇面城の秘密/夜光人間」江戸川乱歩推理文庫、講談社、1988(昭和63)年6月8日第1刷)https://www.aozora.gr.jp/cards/001779/files/56683_63072.html