かまける

出典: フリー多機能辞典『ウィクショナリー日本語版(Wiktionary)』
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日本語[編集]

動詞[編集]

かまけるける】

  1. 心を動かす。
  2. 関わり合う、かまう。特に、小事に関わり合って、大事なことを等閑にする。
    • 米をきまつて運んで行く一人は、「此間なんか、つい自分の忙しいのにかまけて、二三日米を持つて行くのを忘れてゐて、あわてて持つて行くと、もうには米は一粒も残つてゐない。あの和尚め、一日二日米を食はずにゐたと見える。」(田山花袋『ある僧の奇蹟』)
    • 身狭刀自(むさのとじ)自身のうちにも、もだもだと咽喉につまった物のある感じが、残らずには居なかった。そうして、そんなことにかまけることなく、何の訣(わけ)やら知れぬが、一心に糸を績み、機を織って居る育ての姫が、いとおしくてたまらぬのであった。(折口信夫『死者の書』)

語源[編集]

活用[編集]

かま-ける 動詞活用表日本語の活用
カ行下一段活用
語幹 未然形 連用形 終止形 連体形 仮定形 命令形
かま ける ける けれ けろ
けよ
各活用形の基礎的な結合例
意味 語形 結合
否定 かまけない 未然形 + ない
意志・勧誘 かまけよう 未然形 + よう
丁寧 かまけます 連用形 + ます
過去・完了・状態 かまけた 連用形 +
言い切り かまける 終止形のみ
名詞化 かまけること 連体形 + こと
仮定条件 かまければ 仮定形 +
命令 かまけろ
かまけよ
命令形のみ