出典: フリー多機能辞典『ウィクショナリー日本語版(Wiktionary)』
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日本語[編集]
きもいり【肝煎り、肝入り】
- 世話をすること。斡旋すること。
- みずから熱心に提唱すること。
- 世話人、斡旋者。
- 久保田万太郎、岡村柿紅、私などが肝煎となつて、「小せん会」と云ふものを作り、毎月一回何処かの寄席で独演会をやつてゐたが、幸ひにいつも大入だつたのは、要するに当人が芸に熱心だつたからなのであつた。(吉井勇 『或る日の小せん』)
- 江戸期に組織の取りまとめ役に与えられた役職名。
- それですから、新徴組の平の者が二十五両四人扶持、伍長となりまして二十七両五人扶持、 肝煎というのになって三十両六人扶持、取締りになって三十五両七人扶持、こういう俸給なのである。(三田村鳶魚 『話に聞いた近藤勇』)
- (日本史) 庄屋。名主。
古典日本語[編集]
きもいり【肝煎り、肝入り】
- 世話をすること。斡旋すること。また、その人。
- (近世語) 庄屋。名主。
関連語[編集]