くれる も参照。
蛤の貝が違うもので合わないということを利用した貝覆いという遊びで、正しく合わせられない時は「はまぐり」を逆さにした「ぐりはま」と言った事が食い違いなどの意味に転じ、後に「ぐれる」と変化した。
ぐれる
- 正しい道を踏み外す。
- 石松はぐれるにはオクテだったが、ぐれだすと始末のつかない奴で、齢をくッてるからいったんぐれると加十の比ではない。(坂口安吾 『明治開化 安吾捕物 その二十 トンビ男』)
- 見込みがはずれる。
活用と結合例
各活用形の基礎的な結合例
意味 |
語形 |
結合
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否定 |
ぐれない |
未然形 + ない
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意志・勧誘 |
ぐれよう |
未然形 + よう
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丁寧 |
ぐれます |
連用形 + ます
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過去・完了・状態 |
ぐれた |
連用形 + た
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言い切り |
ぐれる |
終止形のみ
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名詞化 |
ぐれること |
連体形 + こと
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仮定条件 |
ぐれれば |
仮定形 + ば
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命令 |
ぐれろ ぐれよ |
命令形のみ
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