古典日本語「ける」 < 上代日本語「くう」、「くゆ」 < 日本祖語 *kuwu
ける【蹴る・蹶る】
- 足で物を飛ばす。
- 足を勢いよく当てて攻撃する。
- 足で地面などを踏みしめて前進したり跳躍したりする。
- 拒否する。踏み倒す。断る。はねつける。
活用と結合例
各活用形の基礎的な結合例
意味 |
語形 |
結合
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否定 |
けらない |
未然形 + ない
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意志・勧誘 |
けろう |
未然形音便 + う
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丁寧 |
けります |
連用形 + ます
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過去・完了・状態 |
けった |
連用形音便 + た
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言い切り |
ける |
終止形のみ
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名詞化 |
けること |
連体形 + こと
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仮定条件 |
ければ |
仮定形 + ば
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命令 |
けれ |
命令形のみ
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ける【蹴る】
- 足で物を突き飛ばす。
上代日本語「くう」、「くゆ」 < 日本祖語 *kuwu
- 現代日本語: ける, 蹴る。江戸後期に現在と同じ活用となった。
ける
- 過去・回想の助動詞「けり」の連体形