こゆび

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日本語[編集]

名詞[編集]

こゆび

  1. (解剖学) 人間手足のうち、親指反対側にあり最も細い
    • 私にとって、ただ一つ確実なるものは、私自身の肉体である。こうして寝ていて、十指を観る。うごく。右手の人差指。うごく。左の小指。これも、うごく。これを、しばらく、見つめて居ると、「ああ、私は、ほんとうだ。」と思う。(太宰治『もの思う葦――当りまえのことを当りまえに語る。』
    • 「仕方がないよ、あたしは、はじめっから小芝居へ出てたものね。女役者なんて、あたしたちから出来たのだもの。」/ 九女八は、老(おい)ても色の白い、柔らかい足を出している、台助の足の小指に触(さわ)って見た。(長谷川時雨『市川九女八』1937年)

類義語[編集]

関連語[編集]

翻訳[編集]

手の小指

足の小指