におう

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日本語[編集]

語源[編集]

古典日本語「にほふ」 < 「」(丹) + 「」(秀)

動詞[編集]

におうう・う】

  1. においあたり漂いじられる。
    • 窓のそとは春だ。すぐそばの高い煉瓦塀を越えて、街路樹マロニエの若葉がにおっている。(大杉栄『日本脱出記』)
    • ほんとだ。煙草の臭いがするっきりだ。こりゃひどい、鼻じゅういっぱい臭うぜ。(ルナアル、岸田国士訳『にんじん』)
  2. においをかぐ
    • 牛小舎の匂いは、すべっこくて、柔かくて、そして甘かった。におっていると、いいこころもちがした。(宮本百合子『道灌山』)
  3. なんとなくそれらしい気配が感じられる。
    • どうもにおうな。なんか色々と怪しい事件だ。
  4. 色づく。かがやく。照り映える。
    • 日の光が、直射したときは、海は銀色にかがやいていたが、日が傾くにつれて、濃い青みをましてだんだん黄昏に近づくと、紫色ににおってみえるのでありました。(小川未明『希望』)

活用

ワ行五段活用
にお-う

発音[編集]

東京アクセント[編集]
に↗お↘う
京阪アクセント[編集]
↗におう

関連語[編集]

参照[編集]

用法[編集]

  • かおる」のように好ましいことに関していう場合は専ら【匂う】と表記し、好ましくないことに関していう場合は専ら【臭う】と表記する。

同音異義語[編集]

におう