ばなれる

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日本語[編集]

動詞[編集]

ばなれるれる、れる】

  1. 経験積み、その場所場面慣れる場慣れする。
    • 「[……]なあに、何でもありゃあしません。ごろん棒のあっし達。喧嘩に場慣れているだけでさあ」(三上於菟吉『雪之丞変化』)〔1934年〕[1]
    • さすがに場馴れたものであった。先刻まではまだ左程ではなかったけれども、こうして指名をうけて一座を代表したとなると、まるで貫禄が違ってくる。(坂口安吾『不連続殺人事件』)〔1947年〕[2]
    • 社労委員会では私はまだ大変場なれておりませんので、質問させていただく機会を得ましたことを大変うれしく思いますとともに、いろいろ御指導いただくことが多いかと思いますので、御理解いただきたいと思います。(小野清子、第109回国会社会労働委員会)〔1987年〕[3]

活用[編集]


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  1. 青空文庫(2013年4月13日作成)(底本:「雪之丞変化【上】」大衆文学館、講談社、1995年7月20日第1刷。「雪之丞変化【下】」大衆文学館、講談社、1995年7月20日第1刷。)http://www.aozora.gr.jp/cards/000310/files/1911_50609.html 2018年3月31日参照。
  2. 青空文庫(2016年9月9日作成)(底本:「坂口安吾全集11」ちくま文庫、筑摩書房、1990年7月31日第1刷)http://www.aozora.gr.jp/cards/001095/files/42626_60035.html 2018年3月31日参照。
  3. 「第109回国会 社会労働委員会 第5号(昭和62年9月10日)」国会会議録検索システム http://kokkai.ndl.go.jp/SENTAKU/sangiin/109/1200/10909101200005a.html 2018年3月24日参照。