へちま

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日本語[編集]

名詞[編集]

へちま

へちま糸瓜】

  1. インド原産のウリ科の一年草。学名はLuffa cylindrica Roem又はLuffa aegyptica Mill。大型のきゅうり型の果実をつけ、それは、未熟なうちは食用に、熟すと強い繊維が発達したわしなどに用いられる。
  2. (比喩)役に立たないもの、価値のないもの、つまらないものの例え。
    • 寒霞渓がいゝとか「天下の名勝」だとか云って宣伝するのも、主に儲けをする彼等である。百姓には、寒霞渓が、なに美しくあるものか! 「天下の名勝」もへちまもあったものじゃない。彼等は年百年中働くばかりである。食う物を作りながら、常に食うや食わずの生活をしている。(黒島傳治 『小豆島』)

語源[編集]

  • 江戸期に渡来、漢字表記「絲瓜」を「いとうり」と訓読みしていたが、次第に、語頭の「い」が落ち、「とうり」と呼ばれるようになった。さらに下って「と」はいろは歌において、「へ」と「ち」の間(ま)にあるため、「へちま」としゃれるようになったもの。

季語[編集]

  • へちまの花:晩夏
    • 糸瓜咲て痰のつまりし仏かな 子規
    • 痰一斗糸瓜の水も間に合わず 子規
  • へちま(花以外):秋

翻訳[編集]