出典: フリー多機能辞典『ウィクショナリー日本語版(Wiktionary)』
- (東京式) まして [máꜜshìtè] (頭高型 – [1])
- (東京式) まして [màshíté] (平板型 – [0])
- IPA(?): [ma̠ɕite̞]
まして【況して、増して】
- 前の場合ですらそうなので、この場合は言うまでもなくそうであるという意を表す。なおさら。
まして【況して】
- 尚更、一層。
- 瓜食めば子ども思ほゆ栗食めばまして偲はゆいづくより来りしものぞまなかひにもとなかかりてやすいしなさぬ(山上憶良『子等を思ふ歌一首、また序』 万葉集)
- 瓜を食べれば、(食べさせてやりたいと)子供たちのことがおもわれる、栗を食べればなおさら偲ばれる。(子供は)どこからの賜りものなんだろう、(離れていると)目の前にむやみに出てきて、ゆっくり寝ることもできない。
- 言うまでもなく。