みあげる

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日本語[編集]

動詞[編集]

みあげるげる】

  1. から見る
    • は、羅生門をつつんで、遠くから、ざあっと云う音をあつめて来る。夕闇は次第に空を低くして、見上げると、門の屋根が、斜につき出したの先に、重たくうす暗い雲を支えている。(芥川龍之介『羅生門』)
  2. (多くの場合「みあげた+体言」の形で連体詞的に)相手を自分より品格が優れ、あるいは能力高いと判断する。立派な。たいした
    • みあげた心がけ
    • 自己の醜を自白するのは中々見上げたものだ。(夏目漱石『吾輩は猫である』1905-06年)
    • オフクロは面白くもなさそうな顔をあげ、ちょッと仕事の手を休めて言ったゞけであった。馬吉は見上げたオフクロだと思った。(坂口安吾『退歩主義者』1949年)

活用[編集]

類義語[編集]

対義語[編集]

翻訳[編集]

英語