出典: フリー多機能辞典『ウィクショナリー日本語版(Wiktionary)』
みあげる【見上げる】
- 下から上の方を見る。
- 雨は、羅生門をつつんで、遠くから、ざあっと云う音をあつめて来る。夕闇は次第に空を低くして、見上げると、門の屋根が、斜につき出した甍の先に、重たくうす暗い雲を支えている。(芥川龍之介『羅生門』)
- (多くの場合「みあげた+体言」の形で連体詞的に)相手を自分より品格が優れ、あるいは能力が高いと判断する。立派な。たいした。
- みあげた心がけ
- 自己の醜を自白するのは中々見上げたものだ。(夏目漱石『吾輩は猫である』1905-06年)
- オフクロは面白くもなさそうな顔をあげ、ちょッと仕事の手を休めて言ったゞけであった。馬吉は見上げたオフクロだと思った。(坂口安吾『退歩主義者』1949年)
活用と結合例
各活用形の基礎的な結合例
| 意味 | 語形 | 結合 |
| 否定 | みあげない | 未然形 + ない |
| 意志・勧誘 | みあげよう | 未然形 + よう |
| 丁寧 | みあげます | 連用形 + ます |
| 過去・完了・状態 | みあげた | 連用形 + た |
| 言い切り | みあげる | 終止形のみ |
| 名詞化 | みあげること | 連体形 + こと |
| 仮定条件 | みあげれば | 仮定形 + ば |
| 命令 | みあげろ みあげよ | 命令形のみ |