みつくち

日本語

語義1

発音

み↗つくち

名詞

みつくち（三つ口 / 兎唇）

1. (蔑称) 口唇口蓋裂の一種。上唇（うわくちびる）の中央が先天的に縦に裂けていること。また、その人。兎唇^{（としん）}。現在では、差別語として使用が忌避される傾向にある。
   • 頬には、刀傷や、異様な赤い筋などで、皺が無数にたたまれているばかりでなく、兎唇^{（みつくち）}、瘰癧（るいれき）、その他いろいろ下等な潰瘍の跡が、頸（くび）から上をめまぐるしく埋めているのだった。（小栗虫太郎『潜航艇「鷹の城」』）
2. 大木を伐採する方法の一種。木の根元の三方から斧を入れた後、残りを切って倒す。

類義語

（語義1）

• 欠唇/兎唇^{（いぐち）}、欠唇/欠脣^{（けっしん）}、口唇裂、唇裂

翻訳

• 英語: a harelip ^(en), a cleft lip ^(en), a split lip ^(en)