めざす

出典: フリー多機能辞典『ウィクショナリー日本語版(Wiktionary)』
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日本語[編集]

動詞:目指す[編集]

めざすす、目す】

  1. ある物や場所を目標として進む
    • 電車から降りて、淋しい田舎町を少し行き、ほかの電車の踏切を過ぎ、その先を左へ折れると、河岸の堤防に出た。目指す割烹旅館はまだだいぶ遠そうだった。(豊島与志雄『女心の強ければ』)
  2. ある物事を目標としてその達成のために努力する。
    • その人の前に出ては我々の技のごとき児戯にひとしいと言った師の言葉が、彼の自尊心にこたえた。もしそれが本当だとすれば、天下第一を目指す彼の望も、まだまだ前途程遠い訳である。(中島敦『名人伝』)
  3. 目当てとして見る
    • 向うに目指す品物を置いて、これに向って呪文を唱え、印を結んで、錬磨の功を積むのだそうでありまする。(泉鏡花『湯女の魂』)

活用

サ行五段活用
めざ-す

発音[編集]

東京アクセント[編集]
め↗ざ↘す
京阪アクセント[編集]
めざ↗す

動詞:芽差す[編集]

めざす差す】

  1. 出る
    • 橘は芽ざしてより既に四十年を經たれども、未だ曾て花さかず實らず。(蒲原有明『春鳥集』)
  2. 発する。起こる。
    • 『三四郎』に芽ざして『それから』に極度まで高まった恋愛の不可抗の力は、ついに正義を押し倒した。(和辻哲郎『夏目先生の追憶』)

活用

サ行五段活用
めざ-す

発音[編集]

東京アクセント[編集]
め↗ざ↘す
京阪アクセント[編集]
めざ↗す

古典日本語[編集]

動詞[編集]

めざすす、目す】

  1. 目印探す
    • このときに、見えし星の影もなく、にはかに暗ふして、前後、途を失ふ。何の害もなかりしかども、有無に、道、見えず。目指すとも知がたし。(宿直草)

活用

サ行四段活用
めざ-す