もとめる

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日本語[編集]

動詞[編集]

もとめるめる】

  1. 探す。たずねる。探る
    何うもモデルがよかつたが頸がわるいので、他から頸を求め、顏は又別のモデルを使つたが、鼻が低かつたもんだから、鼻丈けは又他に求めたといふ風に、寄木細工の樣にして美人の彫刻を出來でかした例もないではない。(荻原守衞『彫刻家の見たる美人』)
  2. 欲しいと思って追求する。手に入れることを望む。
    • 真理が何であるかを、ひたすら求め抜く心が、地球に拡がるときにのみ、人々の上に美しい平和がくるのである。(中井正一『真理を求めて ――平和祭に寄す』)〔1951年〕
    • 「宿をお求めではござらぬかな、もし宿をお求めなら、よい宿をお世話せわいたしましょう」(国枝史郎『弓道中祖伝』)〔1932年〕
    • 番頭さん! ドアがあかない!」と助けを求めたが、時すでにおそし、汽車は動き出してしまつた。(平山千代子『汽車』)〔1954年〕
    • 高知で職を求めた。けれど保証人のない私は宿屋帳付けにも、蕎麦屋そばや出前持ちにもなれなかった。(佐藤垢石『みやこ鳥』)〔1938年〕
  3. 要求する。
    • 警察署長は、法第八条第一項の規定による契約者確認をすることを求めようとするときは、あらかじめ、次に掲げる事項のすべてを警視総監又は道府県警察本部長(以下「警察本部長」という。)に報告しなければならない。 (国家公安委員会第23号 携帯音声通信役務提供契約に係る契約者確認に関する規則)〔2005年〕
    • 勿論編集者一同の決定であるならば私でも差し支えございませんが、ただ何か急に出頭して諒解求める必要でも起こった際絶えず病臥びょうがしている私では何かと不都合が起こるでしょうし、(...) (野呂栄太郎『平野義太郎宛書簡 一九三二年四月三十日』)〔1932年〕
  4. を払って手に入れる。買う。
    • 師匠、あの観音五体の中で一体を私にお譲り下さいませんか。私はそれを自分の守り本尊ほんぞんとして終生祭りたいと思うのです。もっともお譲り下さるならば、師匠がお求めになった代を私はお払いしますから」 (高村光雲『幕末維新懐古談 私の守り本尊のはなし』)〔1929年〕
    • 私は、蔵書というものを持ちませんが、新聞や、雑誌の広告に注意して、最新の出版でこれは読んで見たいなと思うものがあると求めるのがありますが、旧いものは、これは何々文庫というような廉価本用を達しています。 (小川未明『書を愛して書を持たず』)〔1934年〕

発音[編集]

東京アクセント
も↗とめ↘る

活用

マ行下一段活用
もと-める

類義語[編集]

関連語[編集]

成句[編集]

参考文献[編集]

  • 下中弥三郎編『大辞典』 平凡社、第24巻、1936年8月30日、紙面445ページ、デジタル228ページ、全国書誌番号:67012501、国立国会図書館デジタルライブラリー pid 1873588/228
  • 上田万年松井簡治『大日本国語辞典』 金港堂書籍、第4巻、1919年12月18日、紙面1150ページ、デジタル528ページ、全国書誌番号:43022818、国立国会図書館デジタルライブラリー pid 954648/528